職業選択の自由
てごちゃんが語った「アイドルの賞味期限」て言葉、前にもてごちゃんから聞いたことあるから、やっぱり気にしていたんだなって思ってたけど、ふと、気づく
これって?
「私たち普通の女の子になりますっ」て宣言して解散したのは、キャンディーズだったか。(なんとなく記憶がある世代です)
女性アイドルは、残酷な時間を経てアイドルから次のステップに転身していく。
肩書きも、元アイドル、となる。
男性アイドルはどうだろう。
ジャニーズアイドルは、いくつになっても、グループでわちゃわちゃして可愛いと言われて、ずっとアイドルをやり続ける。アイドルを辞める時はグループを辞めるまで来ないのだ。てか、グループ辞めても、アイドルなのかも?境界線がわからない。
てごちゃんも、今でも、YouTubeでもInstagramでも可愛いの嵐だから、まだアイドルなんだろう。
でも、賞味期限があるから、いつかは賞味期限切れが来ることをすでに示唆している。
もしかして、てごちゃんが初めて男性アイドルの賞味期限を明言したのかな。知らんけど。
先日、増田さんが、サカナクションさんの番組で、興味深い発言をしてた。
「増田貴久がアイドルである」
たぶん、この人は、それを一生続けていくんだろうな。その意志の強さ、決心の硬さは誰も敵わない。
シゲちゃんの最近刊行された「オルタネート」のインタビューでも、
「アイドルって、自分という物語を見せるもの」とあった。
ジャニーズ事務所のタレントは皆さんそう思ってきたんだと思う。
ファンの夢を背負って品行方正で笑顔を欠かさず愛を与えてくれる存在。
グループで仲良しで、いつまでも、子熊みたいにわちゃわちゃして、見てるファンの気持ちをキュンとさせて、ずっと変わらない存在。
そう、ずっと変わらない存在
でもファンは、変わっていく。
少女から、大人になり、母になる人もいれば、仕事で地位を築いていく人など、それぞれ自分の人生を生きていく。
でも、ジャニーズアイドルは変わらない。変わったらいけないのだ。
結婚でもしようものなら、相手の女性は誹謗中傷されることもあったり、
恋人が発覚したらファンの前で謝ることになったり。自分の人生を生きることを許されない。
いつまでも、あの時の笑顔で、ファンを包み込んでくれることを、要求されるのだ。
人生を捧げるすごい職業だなぁ。と思う反面このネット社会で、なかなか難しい職業になってきた。いや、職業というと増田さんに怒られそうだけど。
昔は紙媒体やテレビだけで、その道のプロたちの手でどうにでも印象操作できたものが、今は一般人があっという間にリアルな彼らを暴き、世界中に発信拡散されてしまう。危機管理は相当なものだと思う。
その中で、てごちゃんは天性のアイドル性を持ちながら、事務所の中でも違った感性を持っていたんだろうな。
いつかは、アイドルじゃなくなる日のことを見つめて歳を重ねてきた。
通常、幼い頃から事務所で育成され、縦社会で先輩の振舞いの背中を見ていた子たちと違い、入所も遅く、事務所内の人間関係を築けないまま、あっという間にデビューしたてごちゃんに、それを理解しろというのは無理だったろう。
彼の現実的な感性は、「アイドルの賞味期限」という言葉を生み出して、その先の人生の節目のターニングポイントを設定してしまった。
一生、アイドルである自分ではなく、アイドルを卒業して次のステージに進む彼を、止める権利は誰にもない。
彼の人生だもの。
そして今、てごちゃんの視野の広さに毎日のように驚いている。
それもやりたかったのね。そうなんだー
あれもやりたかったんだ。えーそうなのー
たくさんの好きを教えてくれる。それを仕事に繋げようとしてる。
手越祐也ブランドを関係各所に売り込む営業マンとしても申し分ない。
プレーヤーとして表に立っている彼の内に秘めていた実業家の可能性が表に出てきて、息をのむ。
これ、すごくない?
幼児のようなピュアな感性と、スポーツから学んだ実力主義、自分と戦い続ける努力の凄まじさ。ここまでは今までもわかってたけど、
これに今の時代に合うマーケティングの分析力が備わってたことが見えてきた。
それとね。これは一番好きだなぁと思うことは、先人たちに対するリスペクトと、失敗した時には失敗したとはっきり認める素直な潔さ。
軌道修正もきちんとできるんだよね。
てごちゃんの周りの方々、スタッフさんも丁寧な仕事ぶりだったり、人としての温かさを感じることも多々あります。ありがたいなぁ。
これからもよろしくお願いします。
そして、私は、覚悟を持って茨の道を選んだ彼を応援するだけです。
今は、VRゴーグルを物色中〜、笑