妖精さん、いらっしゃい

ピーター、ハムスターでしょ。ぼく人間だもの。ヒューマンとしてこの世に生きてる妖精さんにぶち抜かれている結構大人

東宝エリザベート2019

自分用忘備録のために、まとめておきます。

 

7月9日、観たキャスト

エリザベート  花總まり

トート            古川雄大

ルキーニ        山崎育三郎

フランツ        平方元基

ルドルフ        京本大我

ゾフィー        剣幸

 

花ちゃんシシィは感想を書くまでもなく、シシィは花ちゃんである。皇室感まで出してきた今年のエリザベートは益々グレードアップしてた。

古川トートは、どストレートな私好み。花シシィを手に入れたら、次の獲物を物色するハンタータイプ。

な、感じで完結してた。要点はツイートしたので、こちらにはまとめない。

 

だもんで、7月20日に観たキャストはまた違ってかなり面白かった。

エリザベート  愛希れいか

トート           井上芳雄

ルキーニ       成河

フランツ       田代万里生

ルドルフ       京本大我

ゾフィー       涼風真世

 

 

愛希れいかエリザベート(ちゃぴ)


まずは、宝塚を退団してからこの短期間で発声を変えてよくここまでできたなぁと。


カワイイがいっぱいな少女期。

結婚式の「最後のダンス」で、トートが怖くて腰が抜けてガタガタ震えて立てないくらい、それをトートにウエストを支えてもらい立つという、なんかすごい動きがあってびっくりした。シシィは小鳥ちゃんなんだよー、もうっっって思ったら、次のルキー二のセリフが、「こうして小鳥は鳥かごに入れられました」と。

あれまー繋がってた。

 


「私だけに」をうたいながら、変化していくエリザベート

一曲の中で、どんどん大人になっていく。うたい終わったら、別人になってた。


彼女の第2章が始まった。

一人で立ち上がることが出来るようになった。

辛いことが続いても、ちゃぴシシィは諦めてない。

ずっと生に溢れてみえた。

花ちゃんシシィは早い段階で自分と折り合いをつけていたので、本音が見える精神病院のシーンで、ぐっと来たんだが、

ちゃぴシシィは諦めてないから、まだ頑張れる気がした。患者さんに愚痴ってみたーみたいな。

 


そのちゃぴシシィの心にひびが入ったのはルドルフのお葬式。そこで初めて死を意識する第3章。

花ちゃんは、一つの流れで創るところを、ちゃぴは大きく3つに分けて創ってた。

 


話がそれちゃうけど、ルドルフお葬式の場面で、「まだ、私を愛していない」の後は、宝塚ならあるトートのセリフ「死は逃げ場ではない」が耳の中でこだまする。宝塚版と帝劇版がちょこちょこ変更あって、その中の一つなんだけど、全体的に帝劇版はトートのセリフってない。歌だけで綴られてる。帝劇版はトートは存在すらあるような、ないような〜見えないように作ってあるから、トートの気持ちはいらないんだろーな。その俳優さんの芝居次第。

小池先生、徹底してるね。

 

 

 

井上芳雄トート

 

前回のDVDを何度も鑑賞してたのだが、その時と違う感じになってた。

上から押さえつけてくる迫力。初期の愛希シシィが怖がるのもわかる。ホント怖いってばぁ。

トートのマイクだけエコーがかかってる。これも演出?そのエコーのおかげで、トートの声が空間で霧になって消えていく。人間の存在とは違うものってわかる。でも、最後は井上トートはシシィが手に入って嬉しそうだったし、大事にしそうだった。

いや、これ最初に優しくしたら、単純なシシィ少女はすぐに手に入ったやつやん。笑。ファーストコンタクト、間違ってるわ。

 

 

成河ルキー二

井上トート以上に、霧のように神出鬼没だったのが、成河ルキー二だった。育三郎ルキー二は自分の中から絶対のオーラを出していたのに、成河ルキー二は、ふっと出てきて、ふっと消える。そのタイミングが絶妙、上手いとしか言えない私の残念な語彙力〜

 


田代万里生くんフランツ、の唯一の爆発場面、悪夢から最終弁論のシーン、髪を振り乱しての大熱演でした。


先日の平方フランツ

フランツて、色が出しにくい役である意味大変な役だと思うのだけど、平方フランツの方が落ち着いた感じ。だからか、息子と対峙するシーンはこちらの方が父ぽかった。

 


ルドルフは、またまた京本大我くん。私のスケジュールだと、この子しか合わなかった。ノーマルなルドルフだったけど、井上トートが激しく揺さぶりをかけるので、前回の古川トートの時よりよりヒートアップしてた。

小池先生、新作ミュージカルの主演にきょもくんを据えるのですよね。今後のミュージカル界に期待の星です。

 

 

 

ゾフィは、涼風真世さん、気に入らない嫁との嫁姑戦争だった。まだまだお美しいからそう見えたのかな。


先日の剣幸さん。国を守るために頑張ってたように感じた。

 

 

 


レギュラーの方々


未来優希さん(ハマコさん)シシィ母と、マダムヴォルフ。ミルクの場面でも、民衆の一人になって相変わらずの大活躍。すごいなぁ。

小池先生の信頼の深さが伺えます。

 

 

マックス、シシィのパパの原慎一郎さんの声、素敵です。

海辺でシシィと歌う「パパみたいになりたかった」

私、東宝エリザベートで一番好きな歌です。

 

 

秋園美緒さん、リヒテンシュタイン

リヒテンシュタインの歌って、実は一番難しいんじゃないかと思っているので、そんちゃんの安定の歌が嬉しい。

 

精神病院場面は、真瀬はるかヴィンディッシュ嬢、他の演者さんにも目がいき、あまり目立たなかったのは、残念。

 

 

古川トートでDVD出ないかなぁ。。。